MRI検査、同僚ランチなど、盛りだくさんの1週間
春休みも終盤に差し掛かった1週間の振り返りをしてみようと思う。
MRIにまた入る
私の主治医はどうも心配性?なのか、少しなにかあるとすぐに検査に回される・・・母が乳癌経験者なので、私も25歳ぐらいから毎年エコー検査を続けているが、やはり最近になって、嚢胞がたくさん出てくる。これは出たりなくなったり。先週のエコーでは、「ん?怪しいかも・・・」というのが一つあり、今週月曜にMRIを予約して入ってきた。
私はMRIが超苦手である。昔はなんともなかったのだが、40を過ぎたあたりから、あの狭い筒に入っていくと、過呼吸になり変な汗が出てくる。閉所恐怖症になったようだ。
今回も特別に安定剤を処方してもらい、検査の30分前に飲んでから臨んだ。看護師さんが、もう一個飲んでおきましょうか?というので、直前でもう一つ飲んだ。
これでかなりぼんやりしていたので、今回は一回ですんなり入って終わった。安定剤なしでトライしたときは何度も出たり入ったりして迷惑を書けたものだ。
検査後にデータをCDに焼いてもらい、そのまま主治医のいるクリニックへ。CDが出来上がるまで30分ほどかかるというので近くのタリーズに行って心を落ち着かせた。いつもこれは頑張ったご褒美としている。笑
主治医の先生は、くまなくデータをみて、「大丈夫そうですね。」と言ってくれた。グラフが全部右上がりになっていたのだが、これが下がっているとやばいらしい。
今回のようなことは実は去年もあったので、多分大丈夫なんじゃないかなーと思っていたが、はっきりと大丈夫だと分かって本当に良かった。
横浜シティウォークで迷子に
21日は春分の日。母と友人たちと3人で5キロのウォーキングに臨んだ。
が・・・最後のエントリーだったためか、周りには誰もおらず、案内の人も引き上げてしまっていて、迷子に!!!笑
もらったマップはシンプルすぎて、ランドマークも載っていないからどこで曲がったらいいのかさっぱりわからず・・・
結局途中で脱落し、横浜駅西口行きのバスに乗り、崎陽軒ビルのビュッフェでランチをすることに。
r.gnavi.co.jp何だったんだろう・・・苦笑
ただ、母は私の元気な友達を大変気に入り、母の友達も「若い人と交流してなんか元気出た。」と言っていたので、なかなか良い祝日となった。
もうすぐ元同僚とランチ&PanSIG準備
私は非常勤講師なのだが、ある大学で一緒になった常勤二人とランチした。
r.gnavi.co.jp何でしょう。FD(Faculty Developmentといい、先生たちの勉強会)で明らかにアメリカ英語ではない、オーストラリア英語っぽい日本人の先生が新任で入ってきて、なんとなく声をかけてみたら、イギリスでMasterをやったひとだった。
もう一人は、アメリカ人なのだけど、日本語ペラペラ。この日は英語で話せるなー、と思っていたら、全部日本語になってしまった。それぐらい違和感なく日本語が上手。
この同僚二人は4月から「元同僚」となる。というのも、その大学とはおさらばし、それぞれに他の大学で、なんと准教授として雇われるのだ。みんな若いのにすごいなあ・・・
二人から、「先生も早く常勤になって。」と言われ、推薦状を喜んで書くよ、と言われた。なんと心強いことか。
正直、これから教授とか、目指すつもりは皆目ないのだが、常勤に関しては一度経験したいなと思っている。
ティーチングとリサーチは同時進行で続けて行こうと思うが、常勤になると研究費ももらえるしな・・・いつまでも自腹で学会に行ったりするのは結構きつい。ま、個人事業もやっているので経費にしちゃいますが。(いいよね?)
ランチのあとは個人経営のカフェにより、とても美味しいコーヒーを頂いた。こぢんまりしていて居心地の良い場所でした。
そして、そろそろスピードアップしないと行けない、発表の準備。近くのFreshness Burgerでちゃちゃっと行う。とりあえず、もう少し関連ペーパーを読んでTeacher developmentについて学ぶ必要性を認識。
この日はWBCで日本が優勝した日だった。午前中はテレビにかじりついて興奮して楽しみ、午後はとてもProductiveな時間になった1日だった。
ミーティング三昧
木曜日はZoomミーティングが2件。午後のミーティングではM大学でチームを組む先生とのミーティングがあった。
以前同じ学部で教えていたとのことなので、話は早かったし、イギリスはレスター出身の若い先生だ。(若い、という時点でなんだか自分が年に感じるなあ、この頃・・・苦笑)
役割分担を決めて、この日はざっくりとしたアイデアを出して終わった。
RubyがOxfordへ!!
前にもブログで紹介した気がするが、Ruby GrangerというYouTuberがOxfordのMaster courseにAcceptされたという吉報が!!めちゃ嬉しい。彼女が高校生ぐらいの時からずっとフォローしている。学部ではOxfordには入れなかったけれど、とにかく学ぶことが大好きで、とうとう大学院はOxfordに!なんというサクセスストーリー。
これからも彼女から目が離せない。
ランダムに最近の振り返り
5ヶ月もブログをほったらかしにしてしまっていた・・・
2月半ばからは春休みだし、忙しかったわけではないのだが、なんとなく書く気がなくなってしまっていた。
仕事
成績付もとっくに終わり、来年度の準備を始める時期になっている。今年の春休みは少しだけ仕事を入れた。TOEFL ITPとIETLSのオンライン講座だ。前者に関しては毎週土曜日、8週間に渡って開講され、昨日が最終日だった。
担当した大学では、3年時に上がるときにTOEFL ITPが500ないと進級できないという。対象の学生はこれから大学生になる高校生たち。あわよくば、入学前に500取っちゃいましょう、ということで。国立の大学だからか、とても真面目な印象。
その中でも、やはりいつものように、高校でコミュニケーション中心のクラスを取ってきた学生と、受験英語中心だった学生で分かれる。TOEFL ITPに関しては文法の問題もガッツリあるので後者のほうが有利だろうか??
毎回4週目に一度ITPを受験して、この時点で500取れてしまうひとも出てきていたが、今回は一人もいない様子だった。今回からオンラインだったのでその影響もあるのだろうか。
IETLSの講座は来週から始まる。こちらは毎日5日間の短距離走だ。この講座を教え始めて5年目ぐらいだろうか。マテリアルはできているのでちょこっと直して挑むことができそうである。
リサーチ
こちらも少し進展があった。
まずずっと温めていたProject-based language learningのペーパーをジャーナルにやっと提出。単語数やフォーマットにたくさん規制のあるジャーナルだったので、内容を圧縮するのにかなりの時間を要した。トップジャーナルなので、Rejectを覚悟しているが、フィードバックを「タダで」もらえるので楽しみである。
また、大学の同僚と一緒にJALTのPanSig conferenceにプロポーズを出していたのが通ってしまった。笑 ダメ元だったのでちょっとびっくり。5月は京都で発表することに。
京都といえば、イギリス時代の友人が京都在住なので、連絡を取ってみよう。
その他諸々
その他に関しては特段変化はないが、春休みはひたすら普段会えない友達に会っている。コロナだったのでほとんどが3年ぶり!とかである。
楽しくて良いのだが、リサーチと、来年度の準備が心配になってくる。
それなのに、ついアマプラでドラマを楽しむ私・・・今Line of Dutyというドラマにハマっている。一話は1時間弱なのだが、続きを待てないようなエンディング・・・昨日も3話一気に観てしまった。いかんいかん・・・
ということで、とてもランダムに最近のことを振り返ってみた。この振り返り、心の整理ができてとてもいいな・・・また週1ぐらいで書いてみようと思う。
最近地味に始めた体にいいこと3つ
最近体の調子がとても良い。生活習慣を少し変えてみたせいだろうか。
最近始めたちょっと体にいいことを書き留めておこうと思う。
fitbitを買った!
スマートウォッチは以前から身につけていたが、やっすいやつで、充電がすぐになくなってしまったため、エイヤ!と言ってfitbitを購入した。
最近はSuicaが使えたり、より多くの機能が搭載されたものが出ているが、一番安いやつで充分と思い買ってみた。
これがとても楽しく健康管理できて気に入っている。そして、ウォーキングのアプリとかもろもろの内容が一元管理できるから、もういちいちそれぞれのアプリを開かなくても良くなった。
もっと早く買えばよかった。苦笑
朝散歩を本気で始めた
朝散歩は樺沢紫苑先生がオススメする健康法、睡眠・運動・朝散歩の一つ。
Fitbitを購入したこともきっかけになったが、朝散歩したらどんな変化が見られるのかが気になって、実際やってみた。涼しくなったから朝から汗だくになることもないし・・・
まず、夜の睡眠が変わった。ぐずぐず眠れないことも全くなくなったし、fitbitによると、深い睡眠が増えてきた。そして、体力がついてきたような気がする。
朝起きて1時間以内に15~30分ほどの朝散歩。噂には聞いていたが、こんなに調子が良くなるとは思っていなかった!
ちなみに、fitbitは15分以上歩くと勝手に記録してくれるから好き💖
鉄分をとりはじめた
最近話題の隠れ貧血。特に生理のときには私もボーっとしたり、疲れが取れなかったりしていた。
鉄分をサプリでとりはじめて一週間後ぐらいだろうか。まず、寝起きがものすごく良い。二度寝したいとあまり感じなくなった。そして、夕方までとても元気。(笑)
病院で貧血だと言われたことは一度もなかったが、鉄活しだしてからだいぶ調子が良くなったことから、隠れ貧血だったのかなと勝手に思っている。
ちなみに、普通の鉄よりもヘム鉄と呼ばれるものの方が体に吸収されやすいらしい。
こんな感じで、なんだかとても体の調子が良いので続けていこうと思っている。
大学の授業と研究を両立するためのタイムマネジメント
久しぶりの投稿である。後期の授業が始まったのと同時に、大学のジャーナルに論文を書く機会が与えられたので、そちらに向けて取り組んでいた。
本当に、時間との闘いだと思った。が、論文のエキスパートに出会い、多くの知恵を頂いた。
自分の生活の中に取り入れたのは4つ。
- 授業準備をまとめてやる
- メールは一日の終わりにチェックする
- リサーチの時間は一度に2時間以上のブロックを見つけて行う
- 論文は電車で読む
一つずつまとめていこうと思う。
1.授業の準備をまとめてやる
考えたこともなかった発想。
Before:
今10コマある授業は、
- 前の週に1クラスずつ準備(スライド、配布物など)
- 前日に内容を確認
- 授業の1時間前に大学に到着し、最終チェック
と、3ステップ取っていた。
After:
- 休日の半日ぐらいをとって、同じクラスの3,4週分ぐらいを一気に準備
- 授業1時間前にチェック
の2ステップで終わる。
休日に半日かけて数週間分を用意するのだが、そのうち前学期分の準備ができている状態になりこの時間もいらなくなるだろう。この「準備ができている状態」は気分的にとても楽になる。「いつでも来い!」状態だ。
そして、以前よりも完璧な準備ではなく、若干不安もあったのだが、いざやってみると、授業内でいくらでも修正したり、アレンジしたりが可能なことが分かった。
しかも、学生の反応をみながら臨機応変にやっていく力がつくような気がして、この方がティーチングは上達するのではないかと思った。
2.メールは1日の終わりにチェックする
Before:
メールは午前中の終わりと午後の終わり、はたまた気になることは夜にもチェックしていた。
After: 午後18時までメールを開かない。
こんなことは大学の先生として良いのだろうかと思ったのだが、全然大丈夫だとわかった。
あらかじめ学生や同僚に、メールはその時間帯にチェックします、と伝えておけば、みんなだんだん慣れてくる。しかも、メールはすぐに返さなくてもほとんどの人は困らない。(これは仕事にもよるのだろうが・・・)1日に1回と決めておけば24時間以内に返信することになるのだから、十分なのだ。
最初はとても違和感があって、ついメールボックスをクリックしそうになったが、それでも我慢して18時まで待ってから空けるようにしたら、処理が圧倒的に速くなった。長くても15分で済む。そして、仕事の依頼があれば、それは次の日の予定に組み込む、'Do it Tomorrow'精神が戻ってきた。Do it Tomorrowは何年か前に流行った仕事の仕方で、その時とてもやりやすさを感じた記憶がある。
3.リサーチは一度に2時間以上のブロックを見つけて行う
Before:
とにかく時間があれば、細切れ時間でもほかの論文を読んだりノートを取ったりしていた。
After:
休日の午前中はとにかくリサーチの時間として確保し、午後に大学の授業準備などに充てることにした。
これもエキスパートが実践していることを教えてもらってやってみたが、2時間以上時間があると確かに集中して研究が進んでいくと思った。
そして、リサーチの時間はほかのことは考えなくなり、さらに集中力が増したと思う。
4.論文は電車で読む
Before:
論文を読む時間がないなあと悩んでいた
After:
電車に乗ったらまず論文を読むことにした
この方法で1日に2本の論文を読むことが可能だとわかり、それをノルマにしている。論文の隅から隅まで読む必要はなく、要点だけを読めば可能なのだ。
こんな感じで、アドバイスをくれたポーランド人(!)のエキスパートに感謝。彼をRole modelとして今後もProductiveな生活を送っていきたい。
夏休みに観たイギリスドラマ
やっと9月、秋らしい気候になって、この2,3日はだいぶ過ごしやすい。
新学期は今週金曜日に始まるが、少し心がザワザワしながらもあと5日間を大事に過ごしたい。
さて、この夏休み中もイギリスドラマだけは?予定通りしっかり観ていた。(ほかの予定はそれほど達成できていないのだが。苦笑)
みんな大好き「シャーロック」、MotherFatherSon, Death in Paradise(邦題はMurder in Paradise?)
シャーロック
今更・・・と言われてもおかしくない。前学期にシャーロックを自己学習として観ていた学生と話していたら、実は彼女が中学生のときに一度観たのだという。私はケチなので、Amazon Primeでタダで観られるまで待ちに待っていたのだ。
評判通り、吸い付くように観てしまった。特に、最初のシーズン1,2までは、典型的なイギリスのDetective storiesという感じで安心の内容だった。一度シャーロックホームズの原書も読んだことがあるが、場所や登場人物の名前は同じで、でもかなり現代に寄っているので、「ああ、あのキャラクターがこうなってるのね。」みたいな面白さもあった。
ただ、Reviewに書いていた人もいたけれど、シーズ3になると、急にCGを駆使しだして現実離れがはなはだしくなる。それでも同じキャラクターなので、私はそれなりに楽しんだが、結構興ざめしてしまった人もいるようだ。最終的にはハッピーエンディングでほっとした。
MotherFatherSon
こちらは新聞王の父とその息子、そしてその母親のそれぞれの苦しみと更生していく様を描いたドラマ。
まず、リチャードギアが父親役で目を引いた。彼の作品を観た記憶は遠い昔、「プリティーウーマン」だ。(笑) 今となってはすっかり初老の役がはまる歳となったか。自分もとしとるわけだ・・・と。苦笑 それにしても、傲慢な新聞王の役はぴったりだったと思う。息子への教育は異常だが、自身もかなり異常な教育をされていたということが後々わかる。
息子はいわゆるぼんぼん?で、チヤホヤされて育ったが、薬中になり死にかける。半身まひになるが、リハビリ施設で素敵な出会いがありだんだんと正気を取り戻して更生していく。
私は探偵・刑事ドラマが好きで良く観るのだが、久しぶりにそれ以外のドラマを観て楽しんだ。
Death in Paradise
これもシリーズ8まである長者ドラマだ。シーズン5ぐらいまではすでに去年観たのだが、途中からAmazonが有料になり、続きが気になったがあきらめていた。ら、いつの間にかまたPrimeで観られるようになっていてラッキー。
で、主人公のハンフリーに新しくマーサというガールフレンドがいて、はて、この二人はどこで出会ったのか・・・さっぱり覚えていない。ということで、またシーズン5に戻って少しずつ観返していった。夏休みでよかった・・・
そして、シーズン6の途中、また主人公が入れ替わり、ジャックというロンドンの刑事がサン・マリ(島の名前)にやってきた。これで3人目のDIだが、ジャックはいまいち個性に欠けるような気がする・・・
それでも、Detective storiesは頭も使うしやめられない。良くあんなにも次々とネタがあるものだと感心してしまう。
すっかりドラマに満足した。そろそろ本気で新学期の準備をするべし。
リサーチ再開による生活向上効果
思いのほか、研究が楽しくて、生活の充実を感じる。
今までの夏休みは、とにかく「休む」がメインだった。
コロナ禍が始まった2年前の夏は、父が亡くなって間もなく、しかもどこにも出かけようがなく、とりあえず母の家庭菜園を手伝いに行って夏野菜の収穫を楽しんでいた。その年に母校のPhDの募集があったのだが、結構落ち込んでいたので何も始める気力がなかった。
去年は、すべての大学がオンライン・オンデマンドクラスだったので、完全に疲れ果て、燃え尽き症候群状態だった。本当に、本物の休みが必要だった。本を読んだり映画を観たり、リラックスしていた。
そして今年の夏。対面授業はいろいろな面で楽だった。体力は使ったが。そして、若きリサーチャーや遅咲きリサーチャーとの交流でインスパイアされ、今になって少しずつ研究を進めている。
ラッキーなことに、M大学で英語コミュニケーション研究についての論文を募集していた。担当者に連絡したところ、すぐに返信をくれて、快く対応してくれた。
ということで、ただいま絶賛リサーチペーパー読みまくりである。
PBLTに関するトピックだが、まだ論文を読んでいるだけなのに、多くの発見がある。そもそも、前学期に突然Project-based learningのクラスを行うことになったため、あらゆるサイトから情報をかき集めて何とか形にしたのだが、論文にはいろいろなアプローチが書いてあるし、さらにその効果もわかる。
なんとなくだが、他にも自分が変わったと感じることがある。常に読んだり、アイデアを考えているので脳が活性化されているのか、ダラーっとしたいと思わなくなった。(笑) もう一度Forest appをダウンロードしなおしてタイムマネジメントも始めている。
今日もたくさん木を植えた。(笑)
そして、レッスンしている時の感覚もなんとなく変わった。
今日はオンラインでプライベートレッスンだったが、まず活舌が良くなった。(笑) なんでだろう?多分たくさん読んでいるから、チャンク、チャンクで話す感覚が戻ってきたのかもしれない。そして、強調するところが勝手に出てきたりして、メリハリのあるレッスンができたような気がする。
多読というのは本当にすごいのだ。
自分の経験から言って、英語力を伸ばすには、多読・多聴(映画やドラマを含む)、英語日記、シャドーウィング(最近はほとんどやらないけど・・・)、そして、早い時点で英語で考える癖をつけること。(これももうやろうと思わなくても英語モードに勝手に切り替わる。)このあたりがベストプラクティスではないかと思う。
特に、留学や海外勤務から帰国して、しばらくたつと英語力が衰えてくる時期が来ると思うのだが、それを避けるには、多読・多聴だと思う。帰国子女の上司が同じようなことを言っていたのを今思い出した。
そんなこんなで、いい感じでリサーチが生活に取り込めてきたのがとても心地いい。
ティーチングの事だけを考えることが多かったが、ティーチング+リサーチというのは意外に楽しいかもしれない。
還暦前の遅咲き研究者たちとの交流
今週は人生の先輩方とお会いする機会があったので、彼女たちのことについて少し書こうと思う。
何を隠そう、私がアカデミックな世界に入ったのは40に入ってからだった。
もともとは某大手英会話学校で教えていたが、同時に外資企業で秘書兼通訳の仕事や翻訳の仕事も行ったりしていた。
英語を教えることも得意に感じていたし、楽しかったが、だんだん「ネイティブ」じゃないということに劣等感を感じることがあり、「みんなネイティブに英語を教わればいいじゃないか・・・」と言うところまで達してしまった。
ところが、ある日、YouTubeでEnglish as a Lingua Franca(ELF)という概念に出会い、ネイティブ英語よりもワールドイングリッシュを話す人口の方が多い、という事実に直面。そっちなら教えられる!と思い、思い切って方向転換。TESOLで修士課程に進んだのでした。
まあ、世の中そんなに甘くはないのだが・・・
そして、今度は40半ばになって修士を終え、大学で教えられるようになったものの、このままでいいのか・・・という気持ちでモヤモヤしていた。
そこに、たまたまとてもパワフルな女性二人と話すことができて、元気をもらったのだ。
A先生
A先生は今年還暦。なんと今年4月から修士課程を始めたのだ。
正直、修士修了して、そのあとのキャリアでそれが生かせるのかな・・・という疑問があったのだが、本人はこう言い放った。「思い出作りのためヨ。」(笑)
まあ、これはちょっと冗談交じりなのだが、ずっと英会話や資格英語業界に携わってきて、修士を持っている人と話すたびに、先生も劣等感を感じたのだと。
修士を終えたからと言って、大学で教えたいとか、給料上げたいとか、そんな欲望はなく、あくまでここまで教えてきたことをベースにさらに知見を広げたいとのこと。
そして、今回ディナーをご一緒して、今の大学院のコースの課題や修士論文のことについて話す彼女は本当にきらきらと輝いていた!
何か役に立つことがあれば全力で応援したい。
r.gnavi.co.jpB先生
B先生は50代後半。50になって修士を終えた。
主に児童英語教育とCLIL(Contents and Language Integrated Learning)に従事なさっている。どちらも非常勤というポジションだが、自費でヨーロッパ研修に行ったりと、とても意欲的に活動されている。
実は、来年は彼女がCLILクラスを担当している大学の5年契約が終わり、1年おいて再度契約する予定で、その空白の1年を埋めるために私が抜擢された。
今回はZoomでいろいろ教えてもらったのだが、海外の大学とコラボして自分の学生と相手大学の学生が協働作業するような内容のクラスを行ってきていたらしい。
そして、この空いた1年の間にいろいろ海外で習い事をしようと思っていたが、どうせ留学するなら大学院に行って、自分の大学に戻ってきたときに使えるスキルを身につけようかな、と話していた。
なんとパワフルな!
どちらの先生も家族構成が似ていて、娘さんが一人いらっしゃるが、それぞれ独立、な時期だそうである。そこを見計らってのさらなる自己研鑽。
彼女たちよりも10年ほど未熟な私は、やれ忙しいだの、これから研究しても、だの、言い訳だらけでここ3年ほど研究の「け」の字もやっていなかった。
今週このお二人とお話しして、私もまだやれることはあるなと感じた。
PhD、ありかもしれんな・・・苦笑