Teaching is Learning ~教えることは、学ぶこと~

都内の大学で英語を教えています。日々のティーチングや研究についてつづります!

Mathew Dicksのタイムマネジメント

WBCの日本代表栗山監督の言葉で、「できるか、ではなくやるんだ。」という言葉が印象に残りました。

まだ少しその余韻が残る今、Mathew Dicksの'Someday is Today'という本を読み出しました。

もともとはAli AbdaalのDeep DiveというPodcastでDick氏がゲスト出演した際に、なかなかおもしろい感覚の持ち主・・・と思い、彼の本を読んで見ることにしました。

これが、なかなかおもしろい。

Dick氏は、今50代半ばぐらいだと思われますが、人生でついていないことばかり・・・バイト先のマクドナルドで強盗に襲われ、銃を頭に突きつけられトラウマに。更に、同じくマクドナルドで横領疑惑を向けられ監獄に。

そんな人生の中、もう何があるかわからないのだから、100歳の自分を想像して、そのときに後悔のない生き方をしたいということで、「時間」が何よりも大切なものとなる。

すべての行動を起こす前に、「100歳の自分はこれをやって後悔しないか。喜びと感じられるか。」と自問しまくるのです。

そして、タイムマネジメントのキーとなるのが、いわゆるスキマ時間の使い方

小学校の先生がメインのしごとのようですが、作家でもある彼は、10分の使い方がすごい。とにかく一番大事なことに費やすのです。それは、書くこと・・・

学校のミーティングで10分ほど待たされるのであれば、その時間を使って8行書く。それを続ければ結構な量のライティングをこなすことができる。

もちろん、10分の使い方は人それぞれだと思うが、ついメールをチェックしたりSNSを見たりしがち・・・

でも、一瞬でも時間があったらなにか大事なことに使うと言うのはなかなかない発想だった。

きっと、10分でできるタスクをリスト化してスマホのすぐ見れる箇所に入れておくと効率よく作業に移れるだろう。

そして、今週の私のスキマ時間。主に通勤時間を学生の課題フィードバックの時間に費やしてみた。ラップトップを広げなければならないので座ったときに限ったが。

でも、これはとても良かった。いつも頭の中で、「あー、フィードバック終わってないから時間を見つけてやらないと・・・」というのがなくなったのです。

また、Dick氏の時間へのこだわり方は他にもたくさんある。

シャワーは100秒

その間にフロスする。笑 また、フロスしながら片足立ちしてバランスを鍛える、など、考えれば色々風呂やシャワーに入っている間にできるものだ・・・

睡眠は5時間半ぐらい

7時間以上がベストと言うけれど、睡眠の質にこだわって寝ると自然に目が覚める。特に、ベッドの中でのスマホや本も禁止。ベッドに横たわるというのは寝るという動作だというふうに脳に植え付ければ1分以内に入眠できる、と言う。Dick氏は医療検査で横たわるだけですぐ寝てしまう。それぐらい体が順応してしまっている。(すごい・・・)

とにかくアイデア満載のこの本。まだ3分の1ぐらいしか読んでいいないが、読み終わった頃には自分の行動も変わっていそうな気がする。英語もそれほど難しくないのでおすすめです!

「できるか?」ではなく、「やろう。」