Teaching is Learning ~教えることは、学ぶこと~

都内の大学で英語を教えています。日々のティーチングや研究についてつづります!

僧侶的ミニマリズム「半分、減らす。」

正直、私の部屋はまあまあとっちらかっている。笑

友人にも断捨離を進められたが、なかなか手をつけられないでいるのが現状である。

そして、昨日の夜突如目に止まったこの本、「半分、減らす。」

 

いわゆる断捨離本ではなく、全てにおいて、程々に、とテーマにした内容であった。

もちろん、全ては半分にできないが、半分を「心がける」ことでいろいろなことが整理されて、そして効率よく毎日を過ごせるようになるという、無理のないミニマリズムな考えが気に入った。

今特に仕事の負担を減らしたいため、以下に効率よくできるか考えてみたが・・・

著者いわく、

  1. 自分以外の人ができることは人に頼む。
  2. シーズンによって仕事の比重を変える

という2点が参考になった。

1.自分以外の人ができることは人に頼む。

著者は僧侶であり、また精神科医でもある。精神科のお医者さんは書類づくりが結構多いらしく、また著者の川野先生は書類づくりが苦手だったとのこと。そこを、周りの医療事務の方々にお願いしてサポートしていただくことによって、本来の「患者さんを診る」本業に集中できるとのこと。

私の場合、ティーチング・アシスタントもおらず、自分ですべて行わなければならないのだが、仕事以外のことで家族に手伝ってもらうことは大いに可能である。もちろんその分長期休暇では家族サービスで恩返しだが。

また、自分ですべてを背負わず、学生に自分でやってもらえることもたくさんあるようなきがしてきた。昨日は教科書とにらめっこでせっせと単語リストをQuizletにうつしていたのだが、これ学生にやってもらったほうが彼らも作っている間に覚えるよね・・・と思ってみたり。苦笑

次回からそうしよう。

2. シーズンによって仕事の比重を変える

これはわかりやすい。学期中はティーチングが中心になり、研究は程々に、で良いのである。長期休暇ではガチな研究者になろうではないか!

ちなみに、私も実は僧侶の資格を持っている。著者はちょくちょく仏教の教えに関しても言及しており、自分の思想と似通ったところがあったため、楽しく読むことができた。