Exam Season & 市販の教科書の罠
Exam Season
今日から期末試験が始まった。
分かっていたのだが、やっぱりテンパる。
テキストに付随する出版社が作ったテストがあるので、それをたたき台にするのだが、自分の生徒さんに合わせて難易度や量を加減するのが難しい。
結局一つのクラスのテストを作るのに何度も作っては試しに解いてみたりして、1日仕事になる。
昨日はAcademic ListeningとGeneral Englishのテストを同時進行で作っていたのでかなりテンパっておりブログをさぼってしまった。
自分で解くスピードと学生が解くスピードが違うので、所要時間を1時間ぐらいにするにはどうすればよいか。
大体自分が解くスピードの倍の時間を想定するとよいと聞いたことがある。
そんな感じで作ったテスト、今日実践してみると、ちょうど50分だった。
VocabularyとListeningのテストなので、何となくは想定できるのだが、我ながらうまく行ったと思った。
結構時間配分は得意かもしれない。(笑)
市販の教科書の使い方
テストが早めに終わったので、同僚の先生と情報交換。
彼は主にOUP (Oxford University Press)を使うらしい。Cengageがいまいちだと言っていた。
私も両方の教科書を使っているが、Cengageの担当の人によってずいぶん対応が違うことが分かった。
私はもともとイギリス人の人が担当で、とても優秀な人だった。また、オンライン教材についてはシンガポールオフィスの人が担当してくれている。
日本人の担当の人にもあたったことがあるが、残念ながらITの知識に欠けるらしく、ご本人も認められていた。
今World EnglishというCengageのテキストを使っているが、とても素敵な写真がたくさんでワクワクする。だが、内容が少し薄いような気もする。
そういった理由で毎回学生に合ったTaskを作っていくわけである。
そう、教科書はすべての学生には到底合わせることができない。
ましてや英語学習者のバックグラウンドによっては全く使えないActivityなどもある。
なので、教科書を使ったクラスはそのままの内容をやろうとすると失敗する。
多くのエキスパートが言うように、教科書のアクティビティは
- そのまま使う
- アレンジする
- とばす
- 他に付け加える
のどれかを選択し、上手く授業時間と合わせる必要がある。
それでもなかなか満足いくクラスというのはできない。
それは学生によって受け取り方や興味も様々だから、全員をハッピーにすることは不可能なのだと思う。
それでも、多くの学生に楽しんでもらいたいと、日々研鑽するのであった。