Teaching is Learning ~教えることは、学ぶこと~

都内の大学で英語を教えています。日々のティーチングや研究についてつづります!

大学での英語授業のモヤモヤ

新年度が始まり、ちょうど2週間が経ちました。

モヤモヤするー!

対面授業に切り替わってまだなんとなく違和感があるからでしょうか。

自分の心の中を考察してみました。

講師控室の眺めは最高なのですが。

学生のモチベーション

大学では必ずと言っていいほど英語科目が必修となっています。特に、1年次2年次はそうなっている大学が多いように思います。

そうすると、当たり前ですが英語どころか海外にも全く興味のない学生もいるわけで、そりゃ英語の必要性は感じないわけです。

大体、

  1. 「英語自体が好きで、英語でコミュニケーションを取りたい」
  2. 「英語は将来必要だろうから頑張ろう」
  3. 「英語を使わない道へ進むから必要ない」
  4. 「英語が苦手でずっと避けてきたし、今も逃げ出したい」

こんな感じの学生に分かれるような気がします。そして、クラスによりますが、中には半分以上が3,4なこともあるわけです。

そうすると、もうクラスの雰囲気は微妙で、あまり盛り上がらないし、英語での発話もぐんと減ってしまいます・・・

こういったクラスはどうやったら楽しくモチベーションも上げることができるかを模索し続けて、大体学期が終わるという感じになります。

指定教科書を使わなければならないジレンマ

どの大学も指定教科書があります。

この使い方が結構微妙で、CELTAなどのティーチャートレーニングで行うような教授法で教えてきた者にとっては結構厄介なのではないでしょうか。

多くのフレームワークの中でも私は教科書に一番近いと思われるPPP(Present, Practice, Produce)を採用していますが、なんだかいまいち盛り上がらず・・・

最後のProduceのFreer practiceを相当練らないと、ものすごく消化不良な授業になってしまうのでした。

Learning Logをやるかやらないか

Autonomy Classroomで推奨されるReflective dialogue。Learning Logを書いて学習を振り返る、というのは大学の授業を担当して1年後ぐらいから採用してきました。

これ、リモートのときはオンデマンド授業で学生の顔も見えなかったので、みんながどんな気持ちなのかなどがわかってとても良かったです。

対面授業でも採用しようかと意気込んでいたのですが、何となくクラスの雰囲気をみて、みんな書きたいかな・・・?と、ちょっと不安になってしまいました。

そして、10クラスある中の2クラスだけに書いてもらうことにしました。

良かった。なぜなら、フィードバックが全く追いつかない!!

リモートのときはずっと家だったので、移動時間に当たる部分もPCの前で作業することができたのですが、対面では往復2時間~3時間の移動が出てきます。2クラスでもギリギリ何とかフィードバックできる感じです。

本当は全クラスでやりたいのですが、まったく無理でした。苦笑

毎回パートナーをかえようと思っていました

今年度は、Tim Murphey先生方式で、毎回クラスで新しいパートナーと学ぶ、というのを実践しようと思っていました。

2回目のクラスまではそれで何とか問題なくできています。

ただ、「新しいパートナーを見つけてね」と言ったときの学生たちの顔・・・「しぶしぶ」といった感じなのです。

ゴールデンウィークを挟むし、「好きなパートナーとどうぞ!」に変更するか、若干悩ましいところです。

そもそも、コロナの関係で座席を指定したほうが良いのか、というのも考えています。(現在は毎回座席表に記入してもらっています。)

 

てな感じで、いろいろモヤモヤしています。

こんな時は!

アマゾンプライムビデオでドラマ観まくりです。(笑)

Happy Valleyシリーズ1を昨日観終わりました。この話はまた後日・・・