教え方の違い&「後回し」にしない技術②
K大学のスピーキングテストは思いのほかスムーズにいった。
モノローグは一人1分トピックについて話さなければならないが、1分が意外に長いことを知らずにしどろもどろになる学生も。
でも、全体的に全くできない人はおらず、また素っ頓狂な答えでもコミュニケーションできていれば良いとしたので、なかなか楽しいテストであった。
教え方の違い
それにしても、他の英語の先生との違いをひしひしと感じる。
講師控室の後ろの方で、「日本語訳をやらせれば大体英語ができるかどうか分かりますよね・・・」と言っている先生がいらっしゃる・・・
ちょっとびっくりした。いわゆる、Grammar Translation。TESOL業界ではとても古い手法。戦後のTeaching Methodである。
訳すことが悪いわけではないのだが、翻訳者になるのであればまだしも、コミュニケーションをうたっているクラスではどうなのかなと・・・
これは、先生たちが悪いのではない。その先生たちはそうやって英語を学んできて、英語ができるようになっているのだ。
でも、そのやり方で学んだ学生は、常に頭の中で日本語と英語の翻訳をしている。実際の会話になったらそんな時間はないはず。なので、英語だけの授業の前半はもがく。そして、「訳さなくていいんだ」と気づく人はどんどん慣れてくる。
私のテストはすべて英語(文法用語などは日本語を付けたが。)。それでもみんなガンガン高得点取ってくる。平均点は80点ぐらいだった。
そして、今日はペーパーテストを返したのだが、みんなの笑顔。ほとんど英語だったので不安だったようだが、高得点が取れるということはそれだけできるっていうこと。
これを自信につなげてほしい。
後回しにしない
今日も昨日の続きで耳読を行った。
その後のポイント:
- 「後で」破壊的単語。「今」は建設的単語。(今ここで。Just do it。後回しにしない!)
- 二つのデッドラインで締切を調節する(「いつまでに始める」の開始デッドラインと終わりのデッドラインの二つをすべてのものに作る)
- 具体的な時間と場所が大事。時間だけだとやらない。
- やりたくないことでも、全てが実験だと思えばできる。問題を選び、仮説を立て、実験する。実験だから、失敗もありうる。でも、面白いと感じることができる。
なかなか深い。この本、気に入った!
まだまだこれから良いネタが出てきそうだ。
明日はM大学のプロジェクトクラスのプレゼンである。
コロナ関連欠席が少なくなることを祈る。が、多分多いだろうな・・・
なぜK大学はほとんどいないんだろう。あそこだけピークを越えたのか??
全く不思議な現象だ。