Teaching is Learning ~教えることは、学ぶこと~

都内の大学で英語を教えています。日々のティーチングや研究についてつづります!

【Teaching Diary】Where are you a local?

今日はK大学でビデオを使ってレッスンでした。

センゲージラーニングのWorld English 1の中のビデオです。

なかなかみごたえのあるビデオだと思いました。

Part 1は4人のヨーロッパ人がWhere are you from? What languages do you speak? Where do you feel at home?という3つの質問に答えています。

ヨーロッパの人は当たり前ですが、彼らは母国語の他に3か国語ぐらいは平気で話せると言い放ちます。でもこれははったりでもなんでもなく、ほんとに話せるのです。

私もとあるミーティングで何の言語が可能か?という話になったときに、ほとんどの人が3か国以上の札をあげていたことに驚いたことがあります。クラスでもみんなびっくりしていました。

良く聴くのは、昔からヨーロッパは大陸続きな為、隣の国の人と貿易したりで、必要に迫られて外国語を話さないとビジネスができない状況にあったため、このような素敵な状況になったそうです。

日本はというと、島国という立地もあってか、必要に迫られるような状況はあまりないように思います。よって、日本語オンリーの人が多いのではというのが昔から言われているかと思います。

でも、そろそろ近隣のアジアの言語を多くの人が話せる日が来てもおかしくないな、とも思っています。

現に、私の姪っ子も、韓流アイドル好きから始まって、かなり韓国語を話せるようになっていました。

Part 2は、ある女性の話で、彼女曰く、'Where are you from?' is a difficult question.なのだそうです。というのも、生まれはUKでUKパスポートも持っていますが、長く住んでいたわけではありません。アメリカには20年近く住まわれていたそうです。その後、引っ越し、今はポルトガルに住まわれています。さらに、ご両親はガーナの出身。

こうなってくると、確かにWhere are you from?は簡単には答えられないような気がします。

そして、彼女はWhere are you a local?という質問の方が良いと話していました。a local、つまり、親友や家族など、大事な人がいる場所、それがlocalだそうで、彼女にとっては住んでいたどの国もlocalだと言えると感じているそうです。

私の答えは、生まれ育った横浜、留学していたリバプール、そして、両親の出身地の九州がLocalと言えましょうか。

授業では最後にプレゼンをしましたが、ほとんどの学生は、Where are you from? is an easy question for me to answer.と答えていました。なぜなら、「埼玉から一度も出てことがない・・・」とか。苦笑

ま、みんなこれからだな!

ということで、なかなか興味深い授業となり、みんなも集中して考えてくれていたと思います。ほ。